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2007年 05月 02日
ワイヤークラフトを始めたきっかけは、もちろん青柳啓子さんです♪
始めは、教室をやったり、商品を作って売ったり・・とか そんなことを考える事もなく、ただ楽しく作っていました。 その後、教室開催や委託販売のお話など、いろいろ頂くようになって現在に至っていますが いつもこれらのことに「後ろめたさ」みたいな気持ちを感じていました。 教室で作る物は、なるべく青柳さんのデザインと違うものを意識したりもしましたが やはりアルミのワイヤーで、クラフトを始めたのは青柳さんですし・・。 それと自分用に作るにはいいかもしれませんが、強度の点や塗料が落ちやすい点は、 商品としては向かないような気がして、2005年くらいから、基本的には 「塗料を塗らずに、アルミを叩く」という方向に変えてみましたが、 自分の気持ちは何となくしっくりしないままでした。 その途中で、奥田由味子さんが、結束線という細~~いワイヤーで作品を作られて 「すごく素敵だな」と思いました。 その結束線は、私もホームセンターで見てはいたのですが 私は「これは細すぎてダメだ」と思っていた素材でした。 「おしゃれ工房」を拝見した後、すぐに結束線を買って、バスケットを作ってみました。 アルミワイヤーは、素材に味がないので、アイデアとかデザイン勝負みたいなところが ありますが、結束線は、あの細さのせいか、細いながらも鉄という素材のせいか ただ普通にバスケットとかを作っても、雰囲気があるのです。 正直、結束線に、とても惹かれました♪ でも、素材もある意味オリジナルだと思うのです。 それまで、クラフトに使った人がいない素材をみつけたわけですから・・ なので、アルミワイヤーだけでも、「後ろめたさ」みたいなものを感じていた私は サッサと結束線に乗りかえることはできませんでした。(笑) ワイヤークラフトに限らず、消しゴムハンコでも何でも それを始めた人がいて、それをマネして作って売っていく・・ 「デザインが違えば違法じゃないし、みんなやっているんだから気にする事ないよ」 と、アドバイスくださった方もいて、それはそれでうれしかったのですが やっぱり自分自身が納得できないのです。 そんな訳で、「脱ワイヤークラフト」を目指して、現在水面下で(笑)準備中です。 次なるものは、いろんな意味でハードルが高く、大変な面もたくさんありますが もっと年をとってから、自分の人生を振り返った時 「器用な生き方ではなかったかもしれないけど、自分なりに頑張った」と そう思えるような人生にしたいと思っています。 私は、自分の気持ちに素直に従った結果、ワイヤークラフトを商品として 売ることは辞めようと決めましたが、考え方は人それぞれですし 今現在、ワイヤークラフトの商品を売られている方、これから始められる方 たくさんいらっしゃると思います。 そういう方たちには、これからも素敵な作品を作って頂きたいと思っていますので 頑張ってください♪ ↑も、先日の骨董市で買った、木のコンパス。これも安物♪ 写真が暗くて見辛いですね。ごめんなさい。 今日は、長くなりました~♪ 最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
by petitlapine
| 2007-05-02 23:07
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