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2007年 05月 26日
溶接を始めたばかりの私が、こんなことを書くのはおこがましいのですが(笑)
いくつか「溶接とハンダ付け」の違いについて、メールでご質問を頂いていますので 私が知っているほんの少しのこと、調べたこと、溶接の先生に伺ったことなど まとめてみますが、ちょっと間違っていることもあるかもしれません。(笑) アルミのワイヤークラフトをやっていると、「もっと丈夫な物を作りたい」って 思う方が多いようですし、私もそう思いました。 そうすると考えることは皆な同じで、アイアンを使いたいと思い、 それをハンダ付けで・・と思う方も多く、私もその一人です。 3年半程前に、「スチールのワイヤーを使って、ハンダ付けで作る」ということ試みました。 私はハンダ付けは不慣れなので、主人に作ってもらい(ハンドメイドの「夫のコーナー」に 作品をアップしてあります)強度などを確かめました。 細いワイヤーだったせいか、一応付くには付きましたが、 接合部は、指で押したらすぐ取れてしまうほどの弱さでした。 素材が固くなっても、接合部が弱いのなら意味がないので それ以来、ハンダ付けは考えていませんでした。 私が調べたところ、鉄は、ハンダ付けでは「つきにくい金属」に分類されていますし ホームセンターなどで、「鉄用」のハンダも売られていますが、「補修用」とされているので やはり、もともと強度を必要とする部分には向かないのだと思います。 溶接機メーカーの方も、「ハンダは、ボンドみたいなものですよ」とおっしゃっていました。 例えば、A点とB点を付けたい場合、ハンダ付けなら、その部分に ハンダを溶かして付けますが、その時に溶けるのは「ハンダのみ」です。 私も溶接についての知識は皆無でしたので、その違いを先生に伺ってみました。 溶接だと、ハンダ付けのハンダに当たるワイヤー(鉄)を溶かして付けるのですが その時、同時にA点とB点も少し溶かすので、冷えて固まった時 A点、B点、溶かしたワイヤーの3つが、三位一体となるので 絶対に取れなくなるそうです。 アイアンの作家さんなども、たくさんいらっしゃいますが 皆さん溶接で作品を作られているんじゃないでしょうか? もし、ハンダ付けと溶接の効果が、それほど違わないのなら ハンダ付けを選ばれる方もいらっしゃると思うのです。 (比べ物にならないくらい、ハンダ付けの方が手軽なので) 私もそうですが、溶接をされる方って、「溶接がしたい」わけではなくて 「鉄で物を作りたい」のだと思います。 鉄でシッカリした物を作るには溶接しかないと思って、 溶接を選ばれているんじゃないでしょうか? ただ、作りたい作品は人それぞれですし、必要と思う強度もそれぞれだと思いますので 「ハンダ付けでいい」と思う方は、試してみてくださいね。 いろいろ迷われている方々のご参考になればと思います♪ 今日は、主人は会社のゴルフコンペでいないので、こんな時間にアップしてます。 上の画像は、毎年新しく植える、スイートバジル、イタリアンパセリ、チャービルです。 下はマスカットの花・・というか、実になりかかっています。
by petitlapine
| 2007-05-26 17:24
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