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2007年 12月 04日
日曜日は、父の一周忌でした。
命日が、26日と年末なので少し早めに。 「あれから、もう1年なんだな」と月日の経つのが早くて驚きます。 去年は、父が末期の肺ガンだとわかった11月中旬から頻繁に実家に通ったので 忙しかったし、精神的にも大変な年末でした。 胃が痛くて、病院へ行って薬をもらい、今年の2月末まで飲んでいました。 それに比べると今年は穏やかな師走で、ありがたいです。 去年の12月25日も実家へ行きましたが、その日は父が熱がありました。 でも夕方は、36.5度と下がったので、ちょっと安心して、兄に伝言を残し 私は、その日は夕方、家に帰りました。 26日の朝、「熱はどうかな?」と思い電話をしたら、 父が「今日は、Eちゃん(義姉)が会社を休んでくれたから心配いらない」って言うので 「明日(27日)は、また私が行くからね」って言いました。 28日は父が病院へ行く日で、私が付き添うことになっていたので 「連続で来てもらうのは悪いから大丈夫だ」と父は言っていたけど 体力もずいぶん落ちていた父に、要介護5の母の世話は大変すぎるので 「そんなこと心配しなくていいからね」と言って その日(26日)は、義姉に任せて家にいました。 夕方、ケアマネから電話があって「お父さんが喀血して病院へ運ばれた」と 連絡がありました。 話を聞くと、どうも義姉がいないようなのです。 二階にもいないらしいし、買い物にでも行ったのかと思いましたが携帯も繋がらない。 「変だな」と思いながらも、父のことは、もうお医者さんに任せるしかないし、 母がどんな様子か、それも心配だったので、とりあえず実家に行く準備をしました。 去年の年末のブログで書いたように、その日、父は大量の喀血で亡くなりました。 後からわかったことですが、父が喀血した時、やはり義姉は家にいませんでした。 その日は、10時から15時、17時から19時と、2回ヘルパーさんが来る日だったので 「長い時間ヘルパーさんが来るから大丈夫だから」と言って、 父は義姉を、午後から仕事に行かせたようです。 父はそういう人でした。だから私も義姉のことは、まったく恨んでいません。 肺ガンも頭と足に転移していて、足の方は痛みがあって 放射線治療をしていましたが、私には転移のことは知らせず 「骨が弱ってるから、その治療をしたほうがいいと言われた」と言っていました。 父はわりと自己中だったり、良くないところもたくさんあったけど 亡くなる直前まで、「少しでも子供に心配掛けない。迷惑かけない」 ということばかり考えていました。 親って皆そういうものかな~と思っていましたが 人によっては、病気でもない・一人暮らしでもない・趣味も楽しめるような状態にありながら 「自分への心配が足らない」と言って、周りに怒りをぶつける人もいることを知り 父のことを、ちょっと見直しました。 人から心配されるような状態じゃないってことが、どれだけ幸せなことか・・ 自分の幸せに気がつかないっていう意味では、不幸な人かもしれませんね。 数年前から、自然に門柱に絡み付いてきたツタ。 今は、キレイに紅葉しています。 もうじき葉を落とし、茎だけになった状態では、その存在も忘れてしまうほどですが 春になると新芽を出し「ああ、ここにツタがあったんだった」というとこを 思い出させてくれます。 人も植物も、主張しすぎない感じってステキだな・・と思います。
by petitlapine
| 2007-12-04 15:17
| ガーデニング
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